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9/29(土) 都響「作曲家の肖像」を聴く

 新装成った池袋の東京芸術劇場にて東京都交響楽団とインバルによるマーラー2番を聴く。
 曲目等は以下の通り。

「作曲家の肖像」シリーズVol.88《マーラー

指揮:エリアフ・インバル
ソプラノ:澤畑恵美
メゾソプラノ:竹本節子
合唱:二期会合唱団


マーラー:交響曲第2番 ハ短調「復活」


 今年後半から来年にかけて敢行されるインバルと都響による新しいマーラー・ツィクルスの第二回。
 一回目の1番はA定期で半月ほど前にあったはずだが、聴きにいかなかった。このコンビのマーラーももう、20年近く聴き続けていて、90年代の最初のツィクルスはたぶん頑張って全部聴いたのではないだろうか。非常に新鮮で、おおいに感激したのを覚えている。
 プリンシパルになってからも去年まで数年がかりでほとんどやっていたはずだし、だから今度で三回目? もしかしたらもっとかもしれませんね。
 もちろん、毎回解釈は違って「深化」が期待できるかもしれないわけだしなにより興行的に成立するのだったら特にとやかく言う気もないが、「またか」という気分がふと胸中をかすめたことは確かだ。
 マーラー、ときどきショスタコ、ブルックナーという感じで来年任期を終了するとのこと。こんなにレパートリーの少ない指揮者でもないだろうに。
 来月一気にブラームスの4曲をやるが、好きな3番が取り上げられるA定期にいけないのは残念。でもB定期の2,4番、このコンビでは初めてなのでマーラーよりよほど期待しているのだった。
 バルトークやストラヴィンスキーの珍しい曲とか、新ウィーン楽派とかフランスものとか、もっとやってほしかったな。

 今回は長いこと改装工事中だった東京芸術劇場の変貌ぶりを見るのも楽しみの一つだった。
 古びてひどく貧相になっていた入口の長いエスカレーター周りはけっこうきれいになっていて好印象。でもやはり災害時とか、怖い印象はある。長くて細いエスカレーター一本ではいざというとき逃げられない。階段と併設してほしかった。せめて複線化するとかできなかったんだろうか。
 ロビーなどは変化したようには見えなかった。トイレも相変わらずひどく狭い。
 ほとんどをホール内の改装に費やしたのだろうか。椅子はかなり座り心地が改善されていた。音響に関しては、正直良く分からなかった。
 もともと好きなホールなので、椅子が良くなったことだけでまあ、満足ではある。

 演奏は、けっこう大胆にテンポを動かしてバランスなども独自のものがある最近のインバルらしいもの。第一楽章、ヴァイオリンが主旋律を受け持つときにきまってぐっとテンポを落としてじっくり歌わせたり、第三楽章の合いの手風パッセージで駒の近くを弾かせたりノン・ヴィブラートでハッとさせたりと、ヴァイオリンに関しては芸が細かい。一方管のほうはそうでもなく、むしろ奏者の自主性に任せている感じがあった。
 全体に良く考えられて、聴衆を飽きさせない工夫がよくされている印象。煽るところは煽るが、静的な印象が強かった。
 個人的にマーラーの2番は高校時代に散々聴いて、もうとっくに一生分聴き終えてしまっている。ベルティーニやデプリーストなどのときはほとんど耐え難いほど退屈してしまったが、今回に関しては、なかなか面白く、楽しく聴けた。それだけでも当方としては満足できた。もう本当にこの曲は一生聴かなくていい。

 東京芸術劇場の壮麗な流線型の白いパイプオルガン(回転式でたいてい茶色い伝統的なほうが表になっている)がステキだった。あれでジョンゲンのオルガンとオケのための協奏交響曲、聴いてみたい。
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なんちゃってPCオーディオ

 昼間はまだまだ暑くて窓から眺める空には9月とは思えない入道雲がもくもく広がっていた。空低く広がる大きな白い雲を背景に黒味がかった灰色のスカイツリーが見える。いかにも夏真っ盛り。でも夜になればさすがに過ごしやすくなってきてほっとしている。

 二階の居間にはネットと繋いだパソコンが置いてあり、パソコンの前で飯も食べるし、書き物もする。
 でも書斎に机もメインのオーディオ機械も楽器もあるので普段はもっぱら書斎にいることが多かったのだが、ふと思い立ってここ一週間ほど、二階でなんちゃってPCオーディオ環境を適当にこしらえてみている。
 そしたら夢中になってしまい、一日の大半を二階のパソコンの前にいることになってしまって我ながら困惑している。
 なんでも、一段落つくまでのめりこんで他の事が手につかなくなるのが悪い癖だ。書斎でやるべきことができなくなってしまっている。楽器も練習してないのがコワイ。

 PCオーディオといっても本当に適当なもので、サウンドカードとかDACとかいったものはよく分かりもしていない。ソフト面ではパソコン内にEACとかLILITHとかfoobar2000のようなものが前から入っていてCDからバックアップしたWAVファイルなどもかなりの量、外付けHDに蓄えてあった。
 最近、歴史的録音をLPなどから起こして公開しているサイトがたくさんあることに遅まきながら気づき、ありがたく拝聴させていただいている。ただ聴く際に、いちいちそれらをCD-Rに焼くのもたいへんだし、そのままPC上で再生してそれなりに聴けるようにできたらと考えた。
 ちょっと調べると、ごく簡単に、PCに再生ソフト類が入っていればそれは可能なのだった。前述の通りとりあえずその辺は揃っている。
 あとはスピーカーを繋いでやるだけだった。
 
 最初は、いつも入浴の際にかける脱衣所のラジカセを持ってきて繋いでいたが、風呂に入るときはいちいちまた持って行ったりして、面倒くさいことおびただしい。安いラジカセをもう一台買おうかと思い、調べてみた。

 もちろん、安いものは本当に安っぽい。それなりのものは2万くらいからだが、それくらいのラジカセで満足できる音なんて、どだい出るわけはない。
 部屋を見回すと、余ったスピーカーがある。これはSACDの簡易なシステムについてきた小型のやつで、SACD自体は今は工房に置いて、廉価なB&Wスピーカーに繋いである。くっついてきたやつは悲しいほど貧相な音で、今まではテレビに繋いでいたが映画もプロジェクターで観るようになった今、まったく登場の機会はなかった。
 これに目をつけた。貧相とはいえ、ラジカセよりはマシである。
 鳴らすにはとりあえず、アンプがあればよい。調べると、この「とりあえずアンプ」がたくさんある。わたしのような利用者がたくさんいるのだろう。中でひときわ目を引いたのが、中華製のデジタルアンプ、Lepai LP-2020A。なんと3000円程度。最低のラジカセより安い。入力切替などもなく、ただPCからの信号をスピーカーに送るだけという代物。しかしアマゾンのレビューでは音質に関して絶賛されており、なんか面白そう。中華製だけにハズレをひく可能性もあるようだが、まあ話半分としてもそんなに音がいいんなら、3台くらいなら買いなおしてもいいかという気分で、試しに注文してみた。
 到着したものはアタリだったらしい。音は出るし、バランスも問題なし。ボリュームつまみが引っかかったり、トーンコントロールが斜めになってたり、バリで手を切ったりすることもなかった。安っぽい外観もむしろアナログ風で、なかなか味わいがある。気に入った。
 音質に関しては、スピーカーがスピーカーなので、どうこう言うことはできない。でもちゃんときれいに鳴っており、必要十分であることは確かだ。気が向いたら書斎のB&W805でも試してみよう。
 
 そんなこんなで、このところなんちゃってPCオーディオで遊んでいる。
 2行くらいで済ますつもりが、こんなに書いてしまった。自分で思っている以上に、ハマっているのかもしれない・・
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