FC2ブログ

Pragaレーベルの室内楽SACD

 こんばんは。先日SACDプレーヤーを購入して以来、自宅にあった僅かな盤では飽き足らず、SACDを図書館やレンタル屋で借りてきたり、買ったりして、聴きまくっているよ。十分予想できたこととはいえ、かなりの散財になってしまった。いまが一番金欠の時期なので我慢しなきゃならないと思うと、却って物欲に捉われてしまうね。

 そんなこんなで、チェコのヒストリカルと室内楽のレーベル、PragaのSACDを何枚も購入して聴いてみたよ。ここはチェコの現役世代のいろんな弦楽四重奏団が、チェコものからドイツ音楽、現代音楽にいたるまで幅広いレパートリーを入れていてカタログを眺めているだけで楽しいし、録音がとても優れている。三つの四重奏団が分担して入れたマルティヌーの弦楽四重奏全集やピアノ五重奏、ピアノ・トリオなんかの盤は以前から愛聴盤だよ。
 
 今回は、マルティヌーにも参加していたプラジャーク四重奏団、ツェムリンスキー四重奏団、そして昔オルランド四重奏団という名称でPhilipsレーベルに録音していた、現パルカニ四重奏団の盤を買ってみたよ。

 うち、パルカニ四重奏団だけは音色が違うね。暖色系のちょっと厚みのある音で、録音も残響が結構乗った、傾向の違うものだったよ。ベートーヴェンとシューベルトということでこういう音作りがされているのかな。でも、この四重奏団はこのレーベルからバルトークの四重奏全集を出しているんだよね。この音でバルトークかぁ・・・。ちょっと手を出す勇気は出なくなったかな。
 なにしろこのレーベル、堂々のフルプライスで、もともと手を出しづらいんだよ。

 残るプラジャーク四重奏団とツェムリンスキー四重奏団は、区別がつかないくらいそっくりだね。マルティヌーを入れていたもうひとつのコチアン四重奏団も足して、この三つの団体はとても良く似ているね。
 おまけに今はコチアンのパヴェル・フーラがプラジャークの第一ヴァイオリンを務めているのだから、なおさらだよね。

 この三つの団体は、チェコのノヴァーク四重奏団とか、パノハ四重奏団なんかの流れを汲む団体のような気がするよ。技術的にはとても精密で近現代ものに適した性能をもつわりに、昔のLPで聴けるような独特の、ヨーロッパ風の?音程の取りかたが残っていて、どことなくひなびた味わいがある。おれは専門的なことはわからないけど、全体的に音程がちょっと低くなってる? そして旋律や隣り合わせの音に応じて耳に立つほど、同じ音でも細かく音程を変化させてるような感じだよ。音色自体は細身で輪郭のはっきりしたもので、和声よりも線的な絡みがよく聴き取れる。

 でも、今回思ったのは、このレーベル、四重奏団によって音の録りかたを変えているんだな、ということ。まあ担当エンジニアが違うのだろうし、収録場所や、四重奏団自体の好みにもよるのかな。
 で、おれはいまあげた似ている三つの団体では、しいて挙げれば録音込みで、まえからプラジャークはあんまり好みじゃないね。ちょっと身振りが大げさで、録音も響きがかぶさってくる感じがするよ。特にヤナーチェクの旧盤はよくなかった。
 実演では一番よく聴いているんだけどね。実演だと文句なしに素晴らしいんだけれど。
 コチアンはノヴァーク四重奏団に似た感じで、とても好きだ。近現代ものが特にいいよ。だからプラジャークの第一ヴァイオリンがフーラに変わったときはうれしかったよ。
 ツェムリンスキー四重奏団は、マルティヌーの1番しか今まで聴いたことなかったんだけど、今日2枚半(ドヴォルザーク1枚、ウィーン古典派1枚、そしてプラジャークと共演したブラームスの六重奏曲)聴いてみて、あまりの良さに心を奪われてしまったよ。
 特にハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンを入れた1枚。このハイドンなんて、今まで聴いたハイドンのうちでベストかもしれないよ。
 
 正直、あまりこの四重奏団に関しては期待してなかったんだけど、瓢箪から駒という感じだったね。
 今後ちょっと注意して、少しずつでも集めていこうと思ったことだよ。
関連記事

コメント

非公開コメント